“えんない”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
園内50.0%
苑内50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは園内（えんない）に見るよりも Corn flower と名にもある通り外国の小麦畑の黄（き）ばんだ小麦まじりに咲いたのが好い。
みみずのたはこと (新字新仮名) ／ 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
梅から桜、八重桜と、園内（えんない）の春は次第に深くなった。ある朝庭を漫歩（そぞろある）きして居た彼は
みみずのたはこと (新字新仮名) ／ 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
園内（えんない）を歩いて陛下の御一生を思うた。
みみずのたはこと (新字新仮名) ／ 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
かつて人の足に踏ませない苑内（えんない）なので、ここの庭苔（にわごけ）は実に眼醒（めざ）めるばかり鮮やかであった。苔の香いというものを私はここで初めて咽（む）せるほど知った。
随筆　宮本武蔵 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)