“えんごぶつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
掩護物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
掩護物えんごぶつの作業をして居た官軍の工兵は、その不意に驚いた為、周章は全軍に及んだので、ついに退却の止むなきに至った。原倉、伊倉に一大隊を置き、あとは悉く高瀬まで退いたのが午後六時である。
田原坂合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
他の一隊は、地にい局舎を掩護物えんごぶつにして、ジリジリと、こっちを向いて進撃してきた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
カツン、カツンと木を切る音! 掩護物えんごぶつを造るため、おのを振るっているのだろう。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)