“えんげつとう”の漢字の書き方と例文
語句割合
偃月刀100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気が狂ったようになり、揺れているその偃月刀えんげつとうの方へ向って自分の体を上げようともがいた。
落穴と振子 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
体長はゆうに五十フィート以上あり、立上ったその頭は、三十フィートもある宇留陀木ウルタニアの頂からまだ上に出ていた。前肢には宮守やもりのようなみずかきがあり、後肢には偃月刀えんげつとうのような鋭い爪があった。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
早速、近郷の鍛冶工かじこうをよんできて、張飛は、一丈何尺という蛇矛じゃぼこってくれと注文し、関羽は重さ何十斤という偃月刀えんげつとうきたえさせた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)