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えらぶうなぎ
ふりがな文庫
“えらぶうなぎ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
永良部鰻
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
永良部鰻
(逆引き)
琉球の
永良部鰻
(
えらぶうなぎ
)
など、食用さるる海蛇あるは人も知るが、南アフリカのズーガ河に棲む水蛇も、バエイエ人が賞翫する由(リヴィングストンの『
宣教紀行
(
ミショナリ・トラヴェルス
)
』三章)
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
どうじゃ、その汁の味は? それはこの島の名産の、
臭梧桐
(
くさぎり
)
と云う物じゃぞ。こちらの
魚
(
うお
)
も食うて見るが
好
(
よ
)
い。これも名産の
永良部鰻
(
えらぶうなぎ
)
じゃ。あの皿にある
白地鳥
(
しろちどり
)
、——そうそう、あの焼き肉じゃ。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
が、現在の彼は、土人に習って漁りをしてみようと考えた。その頃の島は、
鰻
(
うなぎ
)
を取る季節であった。
永良部鰻
(
えらぶうなぎ
)
は、秋から冬にかけて島の海岸の暖かい海水を慕って来て、そこへ卵を産むのであった。
俊寛
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
『今昔物語』など読むと、本邦でも低価な魚として蛇を食わせ、知らぬが仏の顧客を欺く事も稀にあったらしいが、
永良部鰻
(
えらぶうなぎ
)
てふ海蛇のほかに満足に食用すべきものなきがごとし。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
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