“えこういん”の漢字の書き方と例文
語句割合
回向院100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎朝、夜の明けないうちからする勤行ごんぎょうかねが、回向院えこういん裏まで聞えて来る頃、いつもそれを時刻に、雨戸を開ける豆腐屋の夫婦であった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふたりは眼にしみる汗をふきながら両国橋をいそいで渡ると、回向院えこういんの近所には藪入りの小僧らが押し合うように群がっていた。
半七捕物帳:21 蝶合戦 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
この大人形が当ったので、回向院えこういんで江の島の弁天か何かの開帳があった時に、回向院の地内に、朝比奈三郎の大人形が出来た。
江戸か東京か (新字新仮名) / 淡島寒月(著)