“えげさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
会下山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
和田ノみさきから塩打山の低い砂丘（さきゅう）を左にひかえ、右には正成の会下山（えげさん）を擁（よう）し、いわば大手の関門を作（な）すものとしていい。
私本太平記：12 湊川帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
「その正成なら、今日の戦いには、こうあろうはず……。あわれ、みずから死地を求めて会下山（えげさん）に拠（よ）ったとみゆる」
私本太平記：12 湊川帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
なぜ義貞自身が会下山（えげさん）に拠（よ）らなかったか。会下山こそは、総本陣たるべき地相である。これはおかしい。
随筆　私本太平記 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)