“えぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
江木100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
受信機のスイッチをひねって置けば、この辺でラジオ体操が始まり、江木えぎアナウンサーのおじさんが銅羅声どらごえをはりあげて起してくれるのだが——彼、梅野十伍はいつもそうしている。
軍用鼠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
勿論もちろん江木えぎ上等兵も、その中に四つ這いを続けて行った。「酒保の酒を一合買うのでも、敬礼だけでは売りはしめえ。」——そう云う堀尾ほりお一等卒の言葉は、同時にまた彼の腹の底だった。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そこへ江木えぎ上等兵が、突然横合いから声をかけた。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)