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うんさんむしょう
ふりがな文庫
“うんさんむしょう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
雲散霧消
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雲散霧消
(逆引き)
深夜の奇怪な対決が、悲劇を喜劇的にすることによって、たしかになにかを
雲散霧消
(
うんさんむしょう
)
したのである。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
家へ帰りつくまでには、背後の犬もどこかへ
雲散霧消
(
うんさんむしょう
)
しているのが、これまでの、しきたりであったのだが、その日に限って、ひどく
執拗
(
しつよう
)
で
馴
(
な
)
れ馴れしいのが一匹いた。
畜犬談:―伊馬鵜平君に与える―
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
すなわち、がちゃーんの音を聞く瞬間、光枝の胸の中に
鬱積
(
うっせき
)
した不満感といったようなものが、一時的ではあったが、たちまち
雲散霧消
(
うんさんむしょう
)
してしまうのを感じたことであった。
什器破壊業事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
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