“うめばち”の漢字の書き方と例文
語句割合
梅鉢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生は、例の通り、梅鉢うめばちの茶の三つ紋の羽織をせっかちに羽織りながら
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
猿股を配ってしまった時、前田侯から大きな梅鉢うめばちの紋のある長持へ入れた寄付品がたくさん来た。落雁らくがんかと思ったら、シャツと腹巻なのだそうである。前田侯だけに、やることが大きいなあと思う。
水の三日 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そして肩には、梅鉢うめばちの紋打った旗さし物をかざしているのだった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)