“うばざくら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
姥桜87.5%
姥櫻12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何処やらにまだ姥桜うばざくらの色香さえもあって、西洋人と云うものは幾つになっても若いものだと感心させたのに、そののち少しずつ気が弱くなり、記憶力が乏しくなり
蓼喰う虫 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
同時にまだ見ぬ姥桜うばざくらの未亡人の不幸せな宿命の上がしきりとあわれにいとしく考えられた。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
時代ときよかつて踊り子として、相當の嬌名があり、三十四五の大年増には違ひありませんが、姥櫻うばざくらなどと言ふ形容詞が氣の毒なほどの若々しさと、そして不思議な美しさを持つた女でした。