“うちかけすがた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
裲襠姿50.0%
袿姿33.3%
襠裲姿16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お銀様の呪いのまととなっている写真の中の女の像、それは裲襠姿うちかけすがたの気高い奥方でありました。美男の聞えある能登守と並んだこの気高くて美しい奥方。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
袿姿うちかけすがたの立派なお写真を見て、式に伺われなかったのを残念がりました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
朝に晩に夜にかれはその女の赤い襠裲姿うちかけすがたと、眉の間の遠い色白の顔とを思い出した。そのたびごとにやさしい言葉やら表情やらが流るるようにみなぎりわたった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)