“うたぐさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歌草50.0%
和歌草稿25.0%
詠草25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酔ふてたもと歌草うたぐさ
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「オ、右馬介か。なあに、申すほどな勉学ではない。母上からお便りのたびに、稀れには、和歌草稿うたぐさを見せよとか、近ごろ禅書は見ておるかなどとあるので、ま、ほんの申しわけだ」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「何も望みませぬ。ただただ、二度と戦のないことが望まれまする。今、かえりみてもぞっといたします。……これは、捕われて讃岐へ流される前の詠草うたぐさですが」