和歌草稿うたぐさ)” の例文
「オ、右馬介か。なあに、申すほどな勉学ではない。母上からお便りのたびに、稀れには、和歌草稿うたぐさを見せよとか、近ごろ禅書は見ておるかなどとあるので、ま、ほんの申しわけだ」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)