“いゆう”の漢字の書き方と例文
語句割合
畏友100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
畏友いゆう島木赤彦を、湖に臨む山墓に葬ったのは、そうした木々におおわれた山際の空の、あかるく澄んだ日である。
歌の円寂する時 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
ともにしその性格学殖は貴女においても御知悉ごちしつのはず小生ごときひねくれ者の企図して及びえざるいくたの長所あれば貴女にとりても好箇の畏友いゆうたるべく候
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
畏友いゆう辰夫はまれに見る秀才だったが、発狂してとある精神病院へ入院した。辰夫は周期的に発狂する遺伝があって、私が十六の年彼とはじめて知った頃も少し変な時期だった。
(新字新仮名) / 坂口安吾(著)