“いもがゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
芋粥95.7%
薯粥4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子供たちに芋粥いもがゆを食わせることもできないような日があること、そして案外に年が若く、まだ三十六だということなどが、ぼんやりと耳に残った。
ちゃん (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「お寒いでしょう、雨にぬれて。——かまど部屋で、お袖でも乾かし、粗末ですが、芋粥いもがゆなと召し上がって行ってください」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また一椀の薯粥いもがゆは拙者から進ぜるものではなく、天の恵み国土の恩なのだ、拙者はただ、そのなかつぎをしているまでのことです、出来なくなれば仕方がないが出来るあいだは差上げますから
薯粥 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)