“いまいち”の漢字の書き方と例文
語句割合
今市100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本來今市いまいちから日光までの路は、例の杉並木の好い路であるから、汽車で乘越すのは惜いのであるが、時代を逆行させて、白地の夏の衣の袖さへ青む杉のみどりの蔭を
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
これに引かへて、鬼怒川きぬがは方面は大分開けた。今市いまいちから中岩橋、藤原、あそこいらには電車がある。
行つて見たいところ (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
さて北軍の総大将勝家は、今市いまいちの北狐塚に陣して居たのであるが、盛政の敗軍伝わるや、陣中動揺して、何時の間にか密かに落ちゆく軍勢多く、僅か二千足らずになった。
賤ヶ岳合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)