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いぬひ
ふりがな文庫
“いぬひ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
犬牽
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
犬牽
(逆引き)
そして犬の血のついたままの脇差を
逆手
(
さかて
)
に持って、「お
鷹匠衆
(
たかじょうしゅう
)
はどうなさりましたな、お
犬牽
(
いぬひ
)
きは
只今
(
ただいま
)
参りますぞ」と
高声
(
たかごえ
)
に言って、一声
快
(
こころ
)
よげに笑って、腹を十文字に切った。
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
五助は二人扶持六石の切米取りで、忠利の
犬牽
(
いぬひ
)
きである。いつも鷹狩の供をして
野方
(
のかた
)
で忠利の気に入っていた。主君にねだるようにして、殉死のお許しは受けたが、家老たちは皆言った。
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
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