“いなじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
居馴染70.0%
居昵20.0%
住馴染10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歌によむ草枕、かりそめの旅とはいえど半月ひと月と居馴染いなじめば、これもまた一種の別れである。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ここに居昵いなじむにつれて、近ごろめっきりお増の生活の豊かになったことが、適切に解って来た。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
すこしいつくと、あんな好い都はない、何もかもがよくなってくるというパリも、そこまで住馴染いなじまないうちに、お雪はも一度京都へやって来た。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)