“いなかなま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
田舎訛90.9%
地方訛9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その声は田舎訛いなかなまりの言葉であるけれども、なんとも言えぬ慈愛に富んでいる声でありました。それを聞きつけると子供はもう嬉しそうに飛びかかって
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「田舎ッぺ、宝ッぺ、明神さまの宝ッぺ。」と、よく近所の子供連にはやされていたお庄の田舎訛いなかなまりが大分れかかるころになっても、父親の職業はまだ決まらなかった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
茅場町かやばちょうでおのりかえ。」と車掌が地方訛いなかなまりで蛇足だそくを加えた。
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)