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いざりぐるま
ふりがな文庫
“いざりぐるま”の漢字の書き方と例文
語句
割合
躄車
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
躄車
(逆引き)
そして小娘の手から酔どれの襟首をひったくると、
躄車
(
いざりぐるま
)
みたいに往来に引き出して行って、そして二人を同時に鉋屑のように抛り出した。
放浪の宿
(新字新仮名)
/
里村欣三
(著)
夫婦して小さな
躄車
(
いざりぐるま
)
のようなものに病人らしい老母を載せて引いて行く、病人が塵埃で真黒になった顔を
俯向
(
うつむ
)
けている。
震災日記より
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
炬燵
蒲団
(
ぶとん
)
へ横顔を当てながら何気なく、上の一冊をめくってみると、城外の
濠端
(
ほりばた
)
で
覆面
(
ふくめん
)
の男が老武士を暗殺している絵があって、次の絵には、人品のいい乞食が
躄車
(
いざりぐるま
)
に曳かれている、そして
八寒道中
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いざりぐるま(躄車)の例文をもっと
(3作品)
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