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いくず
ふりがな文庫
“いくず”の漢字の書き方と例文
語句
割合
居崩
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
居崩
(逆引き)
瓦へかむせてある
濡
(
ぬ
)
れ
莚
(
むしろ
)
へ、
居崩
(
いくず
)
れたままにうっ伏したお綱は、生まれて初めて
真
(
しん
)
から悲しいということを知って、誰に気づかいもなく、シク、シク……とすすり泣きを洩らしていた。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
雪之丞は、その瞬間、もう、
荒薦
(
あらごも
)
の上に、なまめかしく
居崩
(
いくず
)
れてはいなかった。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
壁にむかってしょんぼり横坐りに
居崩
(
いくず
)
れて坐って、だしぬけに私に頭を殴られても、僕はたった二十五歳だ、捨てろ、捨てろ、と低く
呟
(
つぶや
)
きつづけるばかりで私の顔を見ようとさえせぬ故、こんどは私
HUMAN LOST
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
いくず(居崩)の例文をもっと
(3作品)
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ゐくづ