“あまごぜ”の漢字の書き方と例文
語句割合
尼御前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若い尼御前あまごぜが、ふつくりとした乳白の手で悩ましくも合掌してゐる木蓮の花。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
けれど、そこまでは慰めであつて慰めでなく、そのあとの少しばかりが、眞に尼御前あまごぜにいはれようとした眼目だつたのだ。
もとよりこの尼御前あまごぜたちは在家ざいけの尼たちであるが、送られた手紙は、文章も簡潔で實に好い。それよりもよいのは、寄進きしんされた品目ひんもくをいつも頭初はじめに書いて、感謝してゐる率直な表現だ。