“あまおほひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
雨覆100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先に立つて行く軍人の雨覆あまおほひが八の絆纏のそでと摩れ摩れになつて、その軍人は通り過ぎた。八は子供の時に火傷やけどをして、右の外眦めじりから顳顬こめかみに掛けて、大きな引弔ひつつりがあるので、徴兵に取られなかつた。
金貨 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)