“あぶらいり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
油入50.0%
油煎50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ一つ濃い闇を四角に仕切ってポカッと起きているのは、厚い煉瓦塀れんがべいをくりぬいた変電所の窓で、内部なかには瓦斯ガスタンクの群像のような油入あぶらいり変圧器が、ウウウーンと単調な音を立てていた。
白蛇の死 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ネチネチとトロ火で油煎あぶらいりされるように痛めつけられたら精も根もきて節々ふしぶしまでグタグタになってしまうと、恐れを成さずにはいられまい。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)