“あぶくぜに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水泡銭50.0%
泡沫銭50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人定まって天人に勝つとは古人の金言うべなるかな、もとより水泡銭あぶくぜにの事なれば身につく道理のあるべき訳はなく、翌年の四月頃から伴藏は以前の事も打忘れ少し贅沢ぜいたくがしたくなり
忠太郎 一両出したとて怪しむな、俺あぬすじゃねえ、見る通りのヤクザなんだ。汗をかいて稼いだ金じゃなし、多寡が出たとこ勝負、賭博場ばくちばの賽の目次第で転げ込んだ泡沫銭あぶくぜにだ。
瞼の母 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)