“あじろびょうぶ”の漢字の書き方と例文
語句割合
網代屏風100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広くもない部屋へやの中には、くりやへ通う遣戸やりどが一枚、斜めに網代屏風あじろびょうぶの上へ、倒れかかって、その拍子にひっくり返ったものであろう、蚊やりをたく土器かわらけが、二つになってころがりながら
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
まだよく家の中の装飾などもととのっていず、網代屏風あじろびょうぶなどという宮はお目にもあそばしたことのないような荒々しい物が立ててある。風を特に防ぐ用をするとも思われない。
源氏物語:53 浮舟 (新字新仮名) / 紫式部(著)