“あきんどやど”の漢字の書き方と例文
語句割合
商人宿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五人徒歩して浅草公園を一巡し千束町せんぞくまち一丁目松葉屋といふ諸国商人宿あきんどやどに入りて夕飯を食し、さておもひおもひに公園の矢場やば銘酒屋をひやかすあり
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
てらてらに黒光くろびかりした商人宿あきんどやど上框あがりがまちに腰をおろすと、綿入の袖無を着た松助まつすけの名工柿右衛門にそっくりのお爺さんが律義に這い出してきて、三十郎の顔をひと目見ると
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「この辺には、商人宿あきんどやど博労宿ばくろうやどばかりのようですが」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)