“あいきょうもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
愛嬌者91.7%
愛敬者8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裁判所長は非常に思慮分別しりょふんべつのある愛嬌者あいきょうものだ——こういった連中がみな、チチコフを古い知合いのように歓迎した。
厚着をさせてある頃で、お繁は未だいもしなかったが、チョチチョチ位は出来た。漸く首のすわりもシッカリして来た。家の内での愛嬌者あいきょうものに成っている。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それだけでも親族の涙を見た保吉を弱らせるには十分である。そこへまた同じ汽車に乗った愛敬者あいきょうものの田中中尉は保吉の小説を批評している読売新聞の月評を示した。
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)