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『かはたれ時』
ふりがな文庫
『
かはたれ時
(
かわたれどき
)
』
黄昏を雀色時ということは、誰が言い始めたか知らぬが、日本人でなければこしらえられぬ新語であった。雀の羽がどんな色をしているかなどは、知らぬ者もないようなものの、さてそれを言葉に表わそうとすると、だんだんにぼんやりして来る。これがちょうど又夕 …
著者
柳田国男
初出
「ごぎやう 第九巻第一一号」御形詩社、1930(昭和5)年11月5日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
市立
(
いちだち
)
曠野
(
あらの
)
交易
(
こうえき
)
他処
(
よそ
)
加賀
(
かが
)
夕
(
ゆうべ
)
糊
(
のり
)
能登
(
のと
)
見馴
(
みな
)
遠目
(
とおめ
)
遺
(
のこ
)