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『好い手紙』
ふりがな文庫
『
好い手紙
(
よいてがみ
)
』
場所、東京、山の手の一隅、造作いやしからねど古りたる三間程の貸家建の茶の間、ささやかなれど掃き浄められて見好げなる庭を前にす。 晴れたる夏の朝、食後卓上の器具とりかたづけられぬ前、卓上には器具の真中に夏花の一輪挿し。室内の壁間ところどころに …
著者
岡本かの子
初出
「女性」1925(大正14)年8月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
古
(
ふ
)
一寸
(
ちょっと
)
単衣
(
ひとえ
)
嘸
(
さぞ
)
崇拝
(
すうはい
)
思召
(
おぼしめ
)
而
(
しか
)
見好
(
みよ
)
酬
(
むく
)
長閑
(
のどか
)