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『わが画』
ふりがな文庫
『
わが画
(
わがえ
)
』
思はずも筆はしり 忽ちに画は成りぬ。 この時に涙ぞくだる。われながら 芸の力に泣きぬるか。 きと見れば、あさましや、 をののきに眼ぞ眩む。 むくつけき斑の獣尾を曳きて 面には君をゑがきたり。 やがて画は炉の中に 燃えながら且つ泣きぬ。 ああ …
著者
末吉安持
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
画
(
ゑ
)
面
(
おも
)
然
(
さ
)
眩
(
くら
)
中
(
うち
)
斑
(
まだら
)
獣
(
けもの
)
眼
(
め
)