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『面白味』
ふりがな文庫
『
面白味
(
おもしろみ
)
』
昔、伊東で病気を養っていた頃、東京の一流料理店の主人が、遊びに来たことがある。料理店を通じての友人ではなく、同郷の男である。 私にはよく分からなかったが、何でも非常な食通で、料理の腕も一流だという噂の男であった。それで女房が、伊東の材料で、 …
著者
中谷宇吉郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「西日本新聞」1955(昭和30)年8月15日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
果
(
はた
)
伊東
(
いとう
)
唯
(
ただ
)
噂
(
うわさ
)
抛
(
ほう
)
煮附
(
につけ
)
牛蒡
(
ごぼう
)
美味
(
うま
)
諧謔
(
かいぎゃく
)
醤油
(
しょうゆ
)
鍋
(
なべ
)