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『麦積山塑像の示唆するもの』
ふりがな文庫
『
麦積山塑像の示唆するもの
(
ばくせきざんそぞうのしさするもの
)
』
麦積山の調査が行なわれたのは四年ほど前で、その報告も、すぐその翌年に出たのだそうであるが、わたくしはついに気づかずにいた。だから名取洋之助君が撮影して来た写真の一部を見せられた時には、突然のことで、どうもひどく驚かされたのであった。それは麦 …
著者
和辻哲郎
ジャンル
哲学 > 東洋思想 > 日本思想
初出
名取洋之助「麦積山石窟」岩波書店、1957(昭和32)年4月20日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
朦朧
(
もうろう
)
法顕
(
ほっけん
)
漆喰
(
しっくい
)
煉瓦
(
れんが
)
細面
(
ほそおもて
)
衣文
(
えもん
)
雲岡
(
うんこう
)
颯爽
(
さっそう
)
魏
(
ぎ
)