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『斑鳩物語』
ふりがな文庫
『
斑鳩物語
(
いかるがものがたり
)
』
法隆寺の夢殿の南門の前に宿屋が三軒ほど固まつてある。其の中の一軒の大黒屋といふうちに車屋は梶棒を下ろした。急がしげに奥から走つて出たのは十七八の娘である。色の白い、田舎娘にしては才はじけた顔立ちだ。手ばしこく車夫から余の荷物を受取つて先に立 …
著者
高浜虚子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約19分(500文字/分)
朗読目安時間
約32分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
染
(
しゆ
)
事
(
こ
)
坊
(
ぼ
)
纔
(
わづか
)
蛙
(
かはづ
)
筬
(
をさ
)
藺
(
ゐ
)
凭
(
もた
)
初瀬
(
はせ
)