トップ
>
『遺書の一部より』
ふりがな文庫
『
遺書の一部より
(
いしょのいちぶより
)
』
もう二ヶ月待てばあなたは帰つて来る。もう会えるのだと思つても私はその二ヶ月をどうしても待てない。私の力で及ぶ事ならばすぐにも呼びよせたい。行つて会ひたい。けれども、もう廿二年の間、私は何一つとして私の思つた通りになつたことは一つもない。私の …
著者
伊藤野枝
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「青鞜 第四巻第九号」1914(大正3)年10月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
丈
(
だけ
)
被
(
おお
)
丈
(
だ
)
全
(
まる
)
左様
(
さよう
)
措
(
お
)
曾
(
かつ
)
終
(
つい
)
被
(
かぶ
)
這入
(
はい
)