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『写生紀行』
ふりがな文庫
『
写生紀行
(
しゃせいきこう
)
』
去年の春から油畫の稽古を始めた。冬初め頃迄に小さなスケッチ板へ二三十枚、六號乃至八號の畫布へ數枚を描いた。寒い間は休んで今年若葉の出る頃から此の秋迄に十五六枚か、事によると二十枚程の畫布を塗り潰した。此等のものゝ大部分はみんなうちの庭や建物 …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「中央公論」1923(大正11)年1月号
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約30分(500文字/分)
朗読目安時間
約50分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
種
(
スペシース
)
假令
(
たとひ
)
題目
(
テーマ
)
舒
(
の
)
苫
(
とま
)
草臥
(
くたび
)
見窄
(
みすぼ
)
黒人
(
くろうと
)
題名が同じ作品
写生紀行
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)