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『裸婦』
ふりがな文庫
『
裸婦
(
らふ
)
』
或る雪の日の午後。 街の角でばつたり、お麗さんらしい背をした女とすれちがつた。 女は鼠色の角巻を目深に、すつと敏捷に身をかはしたので、その顔は見えなかつた。 ——彼女だ、たしかにあの女にちがひない。 私は断定した、同時にぎくりと何物かに胸を …
著者
小熊秀雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「旭川新聞」1927(昭和2)年1月18日~23日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
出来
(
しゆつらい
)
投
(
はう
)
立
(
たつ
)
股
(
もゝ
)
妾
(
わたし
)
陽炎
(
かげろふ
)
姿態
(
しな
)
生物
(
いきもの
)