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『かれいの贈物』
ふりがな文庫
『
かれいの贈物
(
かれいのおくりもの
)
』
十二月も半ば過ぎた頃であった。村上は友人の山崎を自宅の昼飯に招いた。独身者同様の村上は時にこうして十五ばかり年下の山崎と会食をしながら寛いだ気もちで談笑するのが好きであった。年齢の相違もあるので二人の間には師弟といったような感覚も交っていた …
著者
九鬼周造
ジャンル
哲学 > 東洋思想 > 日本思想
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
精神
(
エスプリ
)
籠
(
かご
)
尖鋭
(
フィネス
)
僅
(
わず
)
呑込
(
のみこ
)
寛
(
くつろ
)
干鰈
(
ほしがれい
)
若狭
(
わかさ
)
貰
(
もら
)
醸
(
かも
)