『我が人生観（わがじんせいかん）：07 （七）芥川賞殺人犯人（07 （しち） あくたがわしょうさつじんはんにん）』
私は「警視総監の笑ひ」も「芥川賞の殺人」も面白く読めなかった。どちらも割り切れたようでいて、恐しい一刻者の作品、鼻ッ柱が強い強い。読みながら、駻馬と鼻をつきあわしているようで、そういう面くらった面白さはあった。 姉が先夫のもとへ置き残してき …
著者坂口安吾
ジャンル文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出「新潮　第四七巻第一二号」1950（昭和25）年12月1日
文字種別新字新仮名
読書目安時間約17分（500文字/分）
朗読目安時間約28分（300文字/分）
題名が同じ作品
我が人生観：01 （一）生れなかった子供 （新字新仮名）／ 坂口安吾 （著）
我が人生観：02 （二）俗悪の発見 （新字新仮名）／ 坂口安吾 （著）
我が人生観：03 （三）私の役割 （新字新仮名）／ 坂口安吾 （著）
我が人生観：04 （四）孤独と好色 （新字新仮名）／ 坂口安吾 （著）
我が人生観：05 （五）国宝焼亡結構論 （新字新仮名）／ 坂口安吾 （著）
我が人生観：06 （六）日大ギャング （新字新仮名）／ 坂口安吾 （著）
我が人生観：08 （八）安吾風流譚 （新字新仮名）／ 坂口安吾 （著）