この原稿を書こうという予定の日になって、久しく忘れていた胃ケイレンを起した。まだ夜の十一時半である。ダンスホールのバンドの音がきこえていた。 私の毎日は夕方の五時六時ごろから七時八時ごろまで、酒をのんで、すぐねむる。十一時半か十二時ぐらいに …
| 著者 | 坂口安吾 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
| 初出 | 「新潮 第四七巻第一一号」1950(昭和25)年11月1日 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約18分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約30分(300文字/分) |
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