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『夏の小半日』
ふりがな文庫
『
夏の小半日
(
なつのこはんにち
)
』
俗に明き盲というものがあります。両の目は一人前にあいていながら、肝心の視神経が役に立たないために何も見る事ができません。またたとい目明きでも、観察力の乏しい人は何を見てもただほんの上面を見るというまでで、何一つ確かな知識を得るでもなく、物事 …
著者
寺田寅彦
ジャンル
自然科学 > 地球科学・地学 > 海洋学
初出
「ローマ字少年」1918(大正7)年8月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
尋
(
ひろ
)
上面
(
うわつら
)
失
(
う
)
崖
(
がけ
)
波頭
(
なみがしら
)
盥
(
たらい
)
相州
(
そうしゅう
)
空隙
(
くうげき
)
選
(
よ
)