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『初旅』
ふりがな文庫
『
初旅
(
はつたび
)
』
幼い時に両親に連れられてした長短色々の旅は別として、自分で本当の意味での初旅をしたのは中学時代の後半、しかも日清戦争前であったと思うから、たぶん明治二十六年の冬の休暇で、それも押詰まった年の暮であったと思う。自分よりは一つ年上の甥のRと二人 …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「旅と伝説 第八十号」1934(昭和9)年8月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
東寺
(
ひがしでら
)
嚢中
(
のうちゅう
)
室津
(
むろつ
)
尾籠
(
びろう
)
悄気
(
しょげ
)
脚絆
(
きゃはん
)
草鞋
(
わらじ
)
辿
(
たど
)
野市
(
のいち
)
閲
(
けみ
)