土砂どしや)” の例文
其後そのご山津浪やまつなみのこした土砂どしや溪流けいりゆうのために次第しだいさらはれて、ふたゝ以前いぜん村落地そんらくち暴露ばくろしたけれども、家屋かおく其處そこからあらはれてなかつたので、山津浪やまつなみ一村いつそん埋沒まいぼつしたといふよりも
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
おつぎは當面まともほこりけるのにはとほきつける土砂どしやほゝはしつて不快ふくわいであつた。手拭てぬぐひはしくつて沿びせるほこりためかみれるのをひどきらつた。それでもそのもとは疎略そりやくではなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ゆきなだれとは、傾斜地けいしやちつもつたゆきが、はるあたゝかくなつたために、下側したがは地面じめん氷結ひようけつした部分ぶぶんきゆうけるのでもつて、きゆうすべちるもので、そのために山麓さんろく人畜じんちく農地のうち道路等どうろなど破損はそんし、土砂どしや
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
坂道さかみち土砂どしやはそののぞつたものと想像そう/″\されるのです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)