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吉
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よし
ふりがな文庫
“
吉
(
よし
)” の例文
第二の鳥居には
吉
(
よし
)
ちやんの身のたけほどある大きな人形が、立派な洋服を着て立つてをりました。吉ちやんが自動車から出るのを見ると
夢の国
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
其の頃
葭葦
(
よしあし
)
の
生
(
へ
)
えて居たのを
埋立
(
うめた
)
ったから
葭原
(
よしわら
)
というのだが、後に江戸繁昌を祝して
吉
(
よし
)
の字を書いて、吉原と読ませるんだという事を聞いてるが
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「きたことはない。きょうは
吉
(
よし
)
ちゃんが、いっしょだから、
僕
(
ぼく
)
きたんだよ。」と、
清
(
きよ
)
ちゃんは、
気強
(
きづよ
)
かったのです。
父親と自転車
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私の
家
(
うち
)
には、その片腕の熊さんや、
赤褌
(
あかべこ
)
の
豊
(
とよ
)
さんやら、たわし売りのお
吉
(
よし
)
さんやら、灰買いの
重
(
じゅう
)
どんなどがいた。
戦争雑記
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
「相変わらず、
吉
(
よし
)
さんを洗っておるかの? じゃが、からだは人に洗わせることはできても、心は人に洗ってもらうわけにはゆかんからナ、アッハッハ」
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
熊次郎、おいく、茂吉、青根入湯に
行
(
ゆく
)
。八月十三日、大雨降り大川の橋ながれ。八月十四日。天気
吉
(
よし
)
。熊次郎、おいく、茂吉三人青根入湯
返
(
がへ
)
り。八月廿三日。天気吉。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
ハツと
思
(
おも
)
ふは
我
(
わ
)
ればかり、
態
(
わざ
)
とつくるかまこと
見忘
(
みわす
)
れてか
知
(
し
)
らず
顏
(
がほ
)
に
過
(
す
)
ぎ
行
(
ゆ
)
かれて、
撫
(
な
)
で
下
(
お
)
ろす
胸
(
むね
)
にむら/\と
感
(
かん
)
じるはさても
人情
(
にんじやう
)
こそ
薄
(
うす
)
きものなれ
紙
(
かみ
)
といはゞ
吉
(
よし
)
の
紙
(
がみ
)
見
(
み
)
えすいたやうな
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
なり
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
秋作はことごとく
吉
(
よし
)
、ただし春の詰まりに秋
吉
(
よ
)
けれども、物も作らぬ者いよいよ明けし春までも貧なり。この年半ばの頃よりも年号替わるなり云々とありて、永正四
丁卯
(
ひのとう
)
、弥勒二年丁卯と並べ掲ぐ。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
半吉ででもある事か、
大
(
おおい
)
に
吉
(
よし
)
は、主税に取って、一向に
芽出度
(
めでたく
)
ない。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「なぜさ?」とお
吉
(
よし
)
——岡八の女房——怒ったようにきき返した。
染吉の朱盆
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
吉
(
よし
)
ちやんは机について学課のお
浚
(
さら
)
へをしてをりました。障子の立つてゐる室の内は、薄暗くて、まるで夕暮の様でした。
夢の国
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
「ま、よく心を洗うように、泰軒がよろしくと言うておったと、
吉
(
よし
)
さんにつたえてくれい」
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
天気
吉
(
よし
)
。茂吉直吉おみゑ
上山
(
かみのやま
)
行。九銭茂吉筆代。十月廿一日。天気
吉
(
よし
)
。七銭茂吉
下駄代
(
げただい
)
。廿二日。天気吉。広吉茂吉は半郷学校え
天子
(
てんし
)
様のシヤシン下るに
付而行
(
ついてゆく
)
。熊次郎紙つき。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
担
(
にな
)
われてくるので、近所の人達や、たわし売りのお
吉
(
よし
)
さんや、灰買いの
重
(
じゅう
)
どんや、片腕の熊さんなどが、
或
(
ある
)
ものは飯を持って帰ってから引返して来るもの、
或
(
あ
)
るものは、
上
(
あが
)
り
框
(
かまち
)
にならんで腰をかけて
戦争雑記
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
○
男金女土
(
おとこかねおんなつち
)
大
(
おおい
)
に
吉
(
よし
)
、子五人か九人あり衣食満ち
富貴
(
ふっき
)
にして——
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そこで市長は
吉
(
よし
)
ちやんを大きな広間につれて行つて、沢山な
御馳走
(
ごちさう
)
をしました。電燈がぴかぴかと宝石にうつつて輝き、オーケストラの音楽が鳴りひゞく。
夢の国
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
吉
(
よし
)
さんが日本六十余州の将軍なら、この泰軒はトンガリ長屋の大将軍じゃ、ハハハハハ
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
天気
吉
(
よし
)
。吉野町より、朝六時吉野山のぼり、午前十一時吉野駅発。
高野口
(
かうやぐち
)
駅え午後一時三十分著。
是
(
これ
)
より五十丁つめ三里高野山え上り、午後八時頃北室院に著。一円、吉野町宿料払。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
両国で日本一太郎と同じ小屋にいた
吉
(
よし
)
という若い者や、香具師の手から手としじゅう渡り歩いている連中二、三人、木戸番やら道具方やらが来ていて、それらは客席に
煎餅蒲団
(
せんべいぶとん
)
をならべて
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“吉(
吉凶
)”の解説
吉凶(きっきょう)は、吉(きち)と凶(きょう)、つまり「よいこと、さいわい」と「わるいこと、わざわい」を合わせて呼ぶ言葉である。
占いの結果を、良い悪いの2種類で表すときに使う(例:仏滅は万事に凶)。非常な吉と非常な凶を特に、大吉・大凶と呼ぶ。おみくじでは「大」だけでなく「中」「小」「末」などもつけて種類を増やす。
(出典:Wikipedia)
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
“吉”を含む語句
吉祥寺
吉原
英吉利
吉野
吉凶
吉左右
住吉
不吉
吉川
長吉
吉瑞
吉三
吉日
吉事
黄道吉日
庄吉
兼吉
吉田
三吉
嘉吉
...