“黒緒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くろお50.0%
くろを50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青い状袋の上書うわがきをじっと見ながら、片手を垂れて前垂まえだれのさきをつまんで上げつつ、素足に穿いた黒緒くろおの下駄を揃えて立ってたが、一寸ちょっとかえして、裏の名を読むと、顔の色が動いて、横目にかまちをすかして
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しな受取うけとつて、あを状袋じやうぶくろ上書うはがきをじつとながら、片手かたてれて前垂まへだれのさきをつまむでげつゝ、素足すあし穿いた黒緒くろを下駄げたそろへてつてたが、一寸ちよつとかへして、うらむと、かほいろうごいて
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)