“道場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だうぢやう44.4%
どうじょう22.2%
うち11.1%
だうじやう11.1%
やつ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もつとも、加州かしう金石かないはから——蓮如上人れんによしやうにん縁起えんぎのうち、よめおどしの道場だうぢやう吉崎よしざきみなと小女郎こぢよらう三國みくにつて、かなさきかよ百噸ひやくとん以下いか汽船きせんはあつた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
道場どうじょうだっておなじこと、天狗てんぐさんに有形ゆうけい道場どうじょうらないはずでございますが、たねがなくてはつかまえどころがなさぎますから
そこらに、ゴロゴロころがっている、河岸のまぐろの生きの悪いような先生方を、もう一度、息を吹っ返させてやったらどんなものだね——それでもみんな道場うちへかえりゃあ、先生だろうから。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
其時在所ざいしよの者が真言しんごん道場だうじやうであつた旧地へ肉食にくじき妻帯さいたい門徒坊もんとぼんさんを入れるのは面白く無い、御寺の建つ事は結構だがうか妻帯をさらぬ清僧せいそう住持じうぢにしていたゞきたいと掛合かけあつた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
丁度ちょうど幸い、この屋敷の間近に、道場を立てるにはもってこいの空地がある。早速そこに、脇田道場に、勝るとも劣らぬ道場やつを、建てて遣わそう。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)