“どうじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
同情83.3%
堂上13.3%
道場2.2%
道情1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家人かじんのようすにいくばくか不快ふかいいだいた使いの人らも、お政の苦衷くちゅうには同情どうじょうしたものか、こころよく飲食いんしょくして早そうにった。
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
せっかく、さい大臣の生辰綱しょうしんこう輸送の大役を果たしえても、後日、しゃの口からそんな讒訴ざんそ堂上どうじょうの耳に入れられたらすべては水の泡だろう。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
道場どうじょう横領おうりょうの邪魔もの、源三郎を亡きものにしようと、ああして策謀の末、やっとのことで今しとめようというどたんばへ、こうして止めにはいったお蓮さまの心理。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
昔の支那人は「帰らなんいざ、田園まさせんとす」とか謡った。予はまだそれほど道情どうじょうを得た人間だとは思わない。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)