“路普請”の読み方と例文
読み方割合
みちぶしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引返して馬車を雇はうと思つたがこの停車場ステエシヨンには馬車が居ないと曙村が云ふ。路普請みちぶしんをして居る土方に聞くと、このみち真直まつすぐけ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
中日は村総出そうでの草苅り路普請みちぶしんの日とする。右左からほしいままに公道をおかした雑草や雑木の枝を、一同らした鎌で遠慮会釈えしゃくもなく切払う。人よく道をひろむを、文義もんぎ通りやるのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
開墾場の人々は、事務所の前から原始林を過ぎて村里へ通ずる路の、路普請みちぶしんだった。
熊の出る開墾地 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)