“貝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かい58.5%
かひ26.2%
がい9.2%
がひ4.6%
カヒ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きているのほうが、かいがらよりもきれいでありました。けれど、かずさんは、気味悪きみわるがって、そのろうとしませんでした。
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
なぎさつきに、うつくしきかひいて、あの、すら/\とほそけむりの、あたかかもめしろかげみさきくがごとおもはれたのは、記憶きおくかへつたのである。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あわただしい退がいかれて、勝政の麾下は、それぞれの旗幟きしと組頭の行くを目あてに、堀切の崖を、道も選ばずじ登り出した。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひやかしたが、元来ぐわんらい衣裳鞄いしやうかばん催促さいそくではない、ホツキがひ見舞みまひたのだから、其次第そのしだい申述まをしのべるところへ……また近処きんじよから、おなじく、氷砂糖こほりざたう梅干うめぼし注意連ちういれん女性によしやうきたくははつた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
又、兄八十神に殺されては、復活を重ね、其都度偉大に成り整うた大国主の、母神及びカヒ姫の介添へを得た様は、全くそのまゝ誉津別皇子の物語に入つて居る。
唱導文芸序説 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)