“螺貝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばい33.3%
ほらがい33.3%
らがい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腕白もののとおウ九ツ、十一二なのをかしらに七八人。春の日永に生欠伸なまあくびで鼻の下を伸している、四辻の飴屋の前に、押競饅頭おしくらまんじゅうで集った。手に手に紅だの、萌黄もえぎだの、紫だの、彩った螺貝ばい独楽こま
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
遠州今切の渡し昔は山続きの陸地なりしが百余年ばかり前に山中より螺貝ほらがい夥しく抜け出で海へび入り、跡ことのほか崩れて荒井の浜より一つに海になりたる事
独楽のはじまりは唐の海螺弄はいまわし、すなわち海の螺貝らがいを採り、廻しましたのがそのはじまり、本朝に渡来いたしまして、大宮人のお気に召し、木作りとなって喜遊道具、十八種の中に数えられましたが
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)